こんにちは、はつまい(@_hatumai)です。
サイト運営をしている方にとって、アドセンス狩りは恐怖です。
アドセンス狩りに遭うと平均して30日間、広告が一切表示されなくなってしまいます。
つまりアドセンス収益が0になるということ。
アドセンスを中心に収益を立てている方にとってはかなりの痛手だね。
アドセンス狩りって何?どうやってアドセンス狩りって見分けるの?
そんな方はこちらの記事から先にご覧ください。
アドセンス狩りの対策として、プラグインの導入やアナリティクスの連携など、サイト運営者にできることはいくつかあります。
また、よくこんな質問も頂きますが、AICPは不正クリックを100%防げるわけではありません。
詳しくはこちらの記事にまとめてありますので、併せてお読みください。
不正クリック防止プラグインを導入し、毎日アナリティクスやアドセンスのCTR値を確認し、異常が見つかったらGoogleへの報告フォームを使って連絡をする。
ここまで対策をしたらアドセンス狩りは防げるのでしょうか?
今回は実体験を基にそんな疑問に答えられる記事になっていると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
結論
防げません!!
非常に残念な結論ですが、広告配信を停止される前にGoogleへ報告をしていてもアドセンス狩りは100%防げません。
実体験を基にアドセンス狩人(アドセンス狩りをする人を勝手にこう名付けます)との戦いの記録をご覧ください。
*不正クリック防止のプラグイン「Ad Invalid Click Protector(AICP)」は導入済みでした。
アドセンス狩人との5日間の戦い
実は当ブログ、アドセンス狩りに遭うのは2回目です。
1回目の経験があるので、1度被害にあってからは毎日アナリティクスとアドセンスの収益を確認していました。
すると8月1日から収益に大幅な変化が。
最近の当サイトのアドセンス収益は多い日で【うまい棒30-40本/日】程度だったのにも関わらず、
8月1日に突然驚異の2,788本を叩き出しました。
これを見たはつまいの感想。
おかしい。
前日は0本だったのに次の日に突然収益が5桁になるなんてありえない!
アドセンス狩りに違いない!
前回のように喜ぶ前に危機管理センサーが働きました。
(成長してます。)
この収益に違和感を感じたので、すぐにGoogleへの報告フォームを使って無効なクリックを報告しました。
報告の仕方はこの記事「Googleから広告配信停止されてしまった後に必ずやること7選。【例文付き】Googleへの報告フォーム記入方法も公開!アドセンス狩り対策。」をみてね。
コピペOKの雛型も載ってるよ!
雛型にプラスして、
「 アナリティクスを連携させて、アドセンスを日々確認しておりますが
今まで経験したことのないような収益で、
突然ここまで急に収益が上がることは考えにくいと思います。」
みたいなことも追加で書きました。
- 2021年8月1日異常な収益を確認 → Googleへ無効なクリックを報告
- 8月2日Googleへ2回目の報告
前日も報告していたため、
「 昨日に引き続きCTR値と収益が異常値だったため報告させて頂きます。」
という文言を追記し送りました。
- 8月3日一旦様子見
- 8月4日4日目になっても異常値が続いていたため、Googleへ3回目の報告
- 8月5日
3:48AMGoogleよりアカウント停止の連絡
1日目~4日目と、広告配信が停止されていなかったため安心していたら
5日の深夜に下記メールが届いていました。
件名:Google サイト運営者 / パブリッシャ―アカウントのステータス
Google サイト運営者 / パブリッシャ―アカウントのステータス
メールの内容を確認してみると…。
(重要な部分を抜粋しています。)
このたび、お客様のアカウント(パブリッシャー コード: pub-xxxxxxxx)で無効なトラフィックが検出されました。そのため、お客様のアカウントを 30 日間、一時的に停止いたします。この停止期間中、お客様のサイト、モバイルアプリ、YouTube チャンネルには広告が配信されません。
アカウントが停止された理由
無効な操作:複数回のクリック:
ユーザーが広告を繰り返しクリックすることは Google のプログラム ポリシーで禁止されていますが、今回、その事例がお客様のサイトで確認されました。Google 広告のクリックは、ユーザーの純粋な興味で行われる必要があります。他のユーザーに広告の再読み込みやクリックを依頼することはできません。
(中略)
検出された無効なトラフィックに関する詳しい情報をご希望になったとしても、そうした情報は Google 独自の検出システムの迂回を目的に使用される可能性があるため、関連があると考えられるウェブページやユーザーを含む特定のアカウント アクティビティについて、パブリッシャー様に情報を提供することができません。
(中略)
アカウントの停止は一時的な措置であり、異議を申し立てることはできません。30 日間の停止期間が終了すると、お客様のアカウントでの広告配信が自動的に再開されます。
(中略)
なお、お客様のアカウントで他にも問題が見つかった場合は、停止期間の終了前でもアカウントが永久的に無効になる場合がありますのでご留意ください。その場合、妥当かつ可能な場合において、影響を受けた広告主様へ返金するため、違反に関連する収益(最大で過去 60 日間の合計収益額)が保留されます。
(中略)
アカウント停止によるお支払いへの影響
アカウントの停止が解除され、有効なトラフィックが十分に獲得できるようになると、再びお支払いをお受け取りいただけるようになります。
この停止措置に伴い、無効なトラフィックで発生した収益をお客様の所得から控除し、妥当かつ可能な場合には、影響を受けた広告主様に払い戻すクレジットに充当いたします。
(中略)
Google 広告トラフィック品質管理チーム からのメール本文より抜粋
つまり内容をまとめると…
- 30日間の広告の停止
- 原因は複数回のクリック
- アカウント停止にあたっての情報提供は不可
- 意義申し立て不可
- 違反行為に関する収益は広告主に返金されるため保留
- アカウント停止解除後、再び支払いは受け取り可能
ということです。
30日間停止は痛いけど、今までの収益は受け取れるみたいでとりあえず良かった…。
Google AdSenseのポリシーセンターを確認してみると
「お客様のアカウントは強制停止されています」の画面と共に停止解除の日付も記載がありました。
30日の停止は辛いけど、前回と違って停止解除日がハッキリ書かれているのは助かる…。
1回目の広告配信停止の時は「30日未満」としか書かれてなくて、しかも実際は解除までに30日以上かかったからな…。
*詳しくはこちらの記事↓
広告配信の「制限」と「停止」の違い
1回目のアドセンス狩りの時は「広告配信の制限」でしたが、今回は「アカウントの停止」でした。
前回のメール↓
前回の「制限」と比べると「停止」の方がニュアンスが重く感じられます。
そこで、上記2つの違いを調べてみました。
違いは下記の通り。
項目 | 広告配信の「制限」 | アカウントの「停止」 |
---|---|---|
広告数 | 広告の数に制限が設けられる | 停止期間中、広告は一切表示されない |
支払い | (記載なし) | 保留される |
審査リクエスト | (記載なし) | 不可 |
アカウントの永久凍結 | アカウントで無効なアクティビティが 検出された場合や、 その他の問題が見つかった場合、 アカウントはさらなる強制措置の対象になるか、 永久的に無効になる可能性がある | アカウントの停止期間中や 停止期間の終了後に 他にも問題が見つかると、 アカウントが永久的に無効になる場合がある |
期間 | 30日未満 (但しそれ以上続く場合もある) 所要時間をGoogleから伝えることはできない *当ブログは30日以上制限されていました。 | 停止解除日がGoogle AdSenseの ポリシーセンターに表示される |
思い返してみると、「広告配信の制限」の期間は確かに1週間~2週間に数回広告が配信されることがありました。
(ただ本当に少ない回数だったので実質停止とあまり変わらない感覚でしたが。。)
アカウントが停止されてしまった場合、停止期間中に他に問題があったら永久的に停止になってしまう可能性があるためより重い措置となっていますね。
レッドカード一歩手前ってイメージだね。
追加の対策は?
アドセンス狩りの対策については既にこちらの記事で解説をしてますが、
アド狩り対策として重要な下記ポイントについて追加で解説します。
それが、SNSで目立たない!
という点です。
アドセンス狩りは下記のタイミングで被害に遭いやすい傾向にあります。
アドセンス狩りは多くが愉快犯か妬み・嫉妬での犯行と言われています。
よって、彼らを刺激しないようなSNS運営が重要になってきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
①アドセンスに合格したとき
アドセンスに合格したとき、多くの方がSNSにそのことを公表します。
はつまいも例外ではなく…↓
このようにアドセンス合格ツイートをした新参者が狙われやすい傾向にあります。
また、「1発で合格しました!」のような文言は特に妬みを買いやすいので注意が必要です。
SNSに合格報告したい気持ちは重々わかりますが、アド狩り対策としては公表を避ける方が無難です。
②収益が出たことを公表したとき
アドセンスに合格して収益が発生すると浮かれたくなる気持ちも痛いほどわかります。
実際に浮かれツイートをした経験者なので…↓
しかし、まさにこのような「収益報告ツイート」は「自慢」と捉えられてしまうため、極力避けましょう。
③ポジティブなブログ運営の報告をしたとき
例えば、このようなツイートですね↓
こういった(本人にとっての)ポジティブツイートは敵を作りやすいため、要注意です。
とにかくSNSで目立つことを発言すればするほどアド狩りに遭うリスクは高くなるということですね。
ある程度、自然検索(Organic Search)からの流入も見込めるサイトを運営している方は、
記事更新の告知や自身のサイトのPRをSNSで控えるのも一案かもしれません。
当ブログはまだまだSNSからの流入に頼っているため、しばらくは発信内容を考えながらSNSを利用していこうと思います。。。
まとめ
本記事の内容をまとめると、ポイントは下記の通り。
- アドセンス狩り「対策」は出来ても、完全に「防ぐ」ことは難しい。
- 「広告配信の制限」よりも「アカウントの停止」の方が処罰が重い。
*アカウントの停止の場合は、停止中に追加でポリシー違反などしないよう要注意! - 通常の対策に加え、SNSでの立ち振る舞いに注意する。
*反感を買わないような発信内容を心がけ、妬みを買わないような対応をしよう!
Googleも進化しているとは言え、全てのアドセンス狩りを防ぐことはできません。
パソコン・スマホ、全てのデバイスからの不正クリックを防ぐプラグインも開発されていません。
完全に防ぐことができないからこそ、できる限り被害に遇わないよう、
自身でできる対策は怠らずに実施していきましょう!
本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
当ブログのアイキャッチ画像はCanva(キャンバ)を利用しています。
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