【子育て論】「うちの子なんて」を禁句に!親の間違った謙遜で子供の自己肯定感が下がる?

「うちの子なんて…」は禁句!子どもの自己肯定感を上げるためには 子育て

こんにちは、はつまい(@_hatumai)です。

子育てをしているパパさん、ママさん、パパ友やママ友に対してこんなことを言ってしまったことはありませんか?

うちの子なんて〇〇ちゃんに比べたら〇〇だから。

相手への謙遜の意味も込めて普段何気なく使っているかもしれませんが、

実はこのフレーズ、子供の自己肯定感を下げる絶対に言ってはいけない言葉なのです。

今回は実体験を交えて、我が家でこのフレーズを禁句にした理由、日本人の自己肯定感の低さなど、データを基に解説していきたいと思います。

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何気ない会話でついつい使ってしまう「うちの子なんて~」

先日昔から仲良くしている友達夫婦が子どもを連れて我が家に遊びに来ました。

友達夫婦の息子(K君) 我が家の息子(S君)
年齢1歳8か月1歳2ヶ月
性格大人しく1つのことに集中するタイプ。好奇心旺盛で色々なことに興味があるタイプ。
好きな遊び絵本、ぬいぐるみ遊び階段上り下り、ボール投げ

友達の息子くん(K君)は1歳8か月、我が家の息子くん(S君)は1歳2ヶ月で半年差の子供たちです。

友達夫婦が絵本の読み聞かせを始めようとすると、K君は黙って絵本を見ていますが、S君は少ししたらすぐ飽きて動き出してしまいます。 

すると、友達夫婦がこんな一言を。

友達夫婦

「S君は本当にやんちゃだね~。

K君はおとなしく絵本を聞いてるけど、S君は全然じっとしてくれないね。笑」

これを聞いて、とっさに夫婦そろってこう答えてしまいました。

はつまい夫婦

「そうなんだよね~。K君はおとなしく1つのことに集中して遊んでくれていいね~。

S君なんて飽き性だからすぐ飽きて違うこと始めちゃうよ。」

よくある会話に聞こえますが、はつまい夫婦が放ったこの言葉こそ、子どもの自己肯定感を下げるフレーズになります。

S君からしたら自分を否定されているように感じませんか?

まるで1つのことに集中して遊んでいるK君の方が、S君よりもいい子で偉いように聞こえます。 

親の発する謙遜の言葉は子どもたちにとっては否定の言葉に聞こえる。

日本人特有の謙遜の仕方

うちの子なんて…

はつまい夫婦の回答はまさしく、「日本人特有の謙遜の仕方」で表現した回答でした。

他人の子どもを褒めて、自分の子どもを下げる言い方です。

日本では古くから自己主張よりも強調性に重きが置かれてきました。

謙遜表現は、集団での行動を円滑にするために生み出された作法であると言われています。 

また、日本では、歴史の中で身分制度が複雑化してきた経緯があり、身分の差をはっきりとさせるために相手を上げる表現に加え、自分を下げる謙遜の表現が生まれたともいわれています。 

(諸説あります。)

このように日本では古くから定着している謙遜の表現ですが、子育てに当てはめると悪いことしかありません

 

はつまい
はつまい

大人が何気なく使っている「謙遜」の言葉も、子どもにとっては傷つく言葉になりうるよ!

1歳2ヶ月でまだ言葉は完璧にわかっていないかもしれませんが、うちの子なんて~という言葉を使うと自分が否定されている気持ちになります。

自己肯定感を上げるためには「両親には絶対に愛されている・受け入れてもらえるという自信」が非常に重要です。 

子どもの全ての受け入れることで子どもは安心して失敗することができます。

また、子どもの考えや行動を肯定することで安心できる場所が生まれ、自分は大切な存在なんだ。という肯定感が生まれます。 

親が子どもに伝える力には大きな力があります。

こちらの記事では「親が伝える魔法の言葉」と題して、

子育てで大切な5つの言葉が紹介されています。併せて是非ご覧ください。

  • 日本人特有の謙遜文化は子育てには持ち込まない!
  • それよりも子どもの全てを受け入れて、子どもに安心できる場所を作ってあげよう!
  • 親が子どもに伝える力には大きな力がある。

日本人の自己肯定感の低さ

下記は平成30年に内閣府が調査した内容です。

平成30年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 より抜粋

「自分自身に満足しているか?」との問いに対し、「満足している・そう思う」に回答した人数の割合を示しています。

表を見て頂くとわかる通り、日本人の満足度が45.1他国に比べて圧倒的に低いのがわかります。 

これは先ほどの「謙遜の文化」により、多くの子どもたちが年々自信を無くしているからにほかなりません。

「謙遜の文化」が日本人の自己肯定感の低さを助長していることを理解しよう!

子どもを下げるのではなく、表現を変えてみる

それでは先ほどの例に戻ってみましょう。 

友達夫婦

「S君は本当にやんちゃだね~。

K君はおとなしく絵本聞いてるけど、S君は全然じっとしてくれないね。笑」

このように言われたら子どもを下げる表現をするのではなく、プラス変換で言葉を言い換えてみましょう。

「そうなんだよね~。K君はおとなしく1つのことに集中して遊んでくれていいね~。

S君なんて飽き性だからすぐ飽きて違うこと始めちゃうよ。」

このように自分の子どもを下げる表現をするのではなく、

「そうなんだよね~。K君はおとなしく1つのことに集中できてすごいね!

S君は好奇心旺盛だから色んなところを見に行きたくなっちゃうんだよね。

二人とも個性が出てて面白いね! 」

このように相手の子どもも褒めて、自分の子どもも褒める。

そしてそれを「個性」と捉え、どちらも正解であることを伝える。

こうすることで、子どもたちにも友達夫婦にも嫌な思いをさせずにポジティブな言葉を伝えることができると思います。

それぞれの性格を「個性」と受け止め、ネガティブワードはポジティブワードに変換してみよう!

ポジティブな言葉をたくさん聞かせてあげよう

ポジティブマインドを身に着ける方法として、以前こちらの記事でも取り上げていますが、普段発する言葉が人を作っていきます。 

普段からネガティブな言葉を聞いて育っている子どもたちは自己肯定感が低く、

褒められても「自分なんて…」「全然すごくないよ」とマイナスな言葉、謙遜の言葉を使うようになってしまいます。 

はつまい
はつまい

日頃から親が使っている言葉が非常に重要だよ!

自分の発する言葉が子どもたちのマインドに影響していることを理解して発言しよう!

我が家ではその日のことを夫婦で話し合い、今後誰かの前でも自分の子どもを下げて言う表現は禁句にしよう!と家庭内ルールを決めました。 

その分、ポジティブ変換した言葉をたくさんかけてあげることで、子どもたちのポジティブ思考が身に付きます。

親の発するポジティブな言葉が子どものポジティブ思考を育てていく!

大人の暗黙の「謙遜」ルールに子どもを巻き込まない

ある程度大人になると、「あっ、これは謙遜で言っている言葉だな」とわかるようになります。

ですが、小さい子どもは謙遜でのネガティブ表現を素直に受け取ります。 

「うちの子なんて全然できないよ~」と言われたら、「私は全然できない子なんだ」と素直に受け取ってしまいます。 

すると自己肯定が素直にできない子どもへと成長してしまいます。

大人たちの「謙遜」返しに子どもたちを巻き込むのはやめよう!

まとめ

日本人の古くからの謙遜の文化が、子育てにおいて自己肯定感を下げる結果に繋がっているのだとしたら…?

それでもあなたは「うちの子なんて…」と自分の子どもを下げる言い方を使い続けますか?

子どもの自己肯定感を育てるためには、親が発する言葉の影響力が非常に重要です。

ネガティブな言葉をポジティブ変換し、子どもの自己肯定感を上手に育んでいきましょう。

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